Kumi Umuyashiki
Restore - 復元
2021年2月~3月に、リストラティブヨガの15時間コースをオンラインにて開催します。
リストラティブヨガは、"Restorative Yoga" という英語での表記になります。
これはインドのアイアンガーヨガから派生したスタイルのヨガで、
沢山の道具を使い、力むことなく、道具に頼りリラックスするヨガのスタイルになります。
例えば陰ヨガでも、体の力を抜いて委ねる練習をしますが、
陰ヨガでは、体にストレッチや圧迫のような負荷をかけていきます。
一方、リストラティブヨガでは、体に負荷を与えることを行いません。
体は道具に支えられながら、お休みします。
体は、後屈、背骨のねじり、前屈、逆転、のような形へと導かれますが、自分の努力でそれを行うのではなく、道具を使い、時間をかけることが、それを「行ってくれる」のです。
リラックスをしたい時、一生懸命リラックスを行おうとしても、リラックスは起こってきません(笑)。
リラックスは、起こすものではなくて、起こるものです。
リストラティブヨガは、
・ポーズ
・道具
・時間
をゲートウェイとして、
リラックスが起こるスペースをホールドする練習法です。
また、仮にその日、リラックスが起こらなかったとしても、それはそれで、「そんな日もある」と、その時のそのままの自分を受け取る器になるような、練習でもあるかもしれません。
今年はコロナ対策のため、オンラインでのトレーニングになります。
Restorative Yoga
Restore とは、「復元する」という意味があります。
Tension is who you think you should be...
Relaxation is who you are.
自分がこうあるべきだと考える時、そこには緊張がある。
そのままの自分である時は、リラックスしている。
バラバラになってしまったような自分を復元するようなこと。
だから、リストラティブヨガは、「回復のヨガ」と訳されたりもします。
私はまた、この、Restore という単語を、さらに二分化してみるのです。
"Re" は、「再び」というような意味がある単語。
リサイクル(Recycle)とか、リピート(Repeat)とか、リユーズ(Reuse)とか、「再び」行うことには、"Re" がつくでしょ。
"Store" は、「蓄える」という動詞の意味があります。
だから、Storeは、「お店」という名詞にもなる。お店には色んなものが蓄えて置いてあるからね。
Re-store...
もう一回、蓄えること。
普段の生活で使ってしまっているエネルギーを、もう一回蓄えて、エネルギーの補充をして、リラックスした状態で、再び日常へと戻っていく。
こういうことを、「セルフケア」と言うわけで。
誰かのケアをしている人は特に、疎かになりがちな自分のケアが、きっと本当はもっと必要なのです。
2月~3月、のんびりリラックスしながら、リストラティブヨガの練習をしたい方は、どうぞクラスに参加ください。ヨガを教えていなくても、ご自身の練習として参加して頂けます。
(紙の教科書を手配しますので、1月22日までにはお申込みください)。


懐かしい写真は、2018年にカナダのTexada島で、みんなと一緒に暮らしながらヨガの練習をした時のもの。島での生活は、自然そのものでした。みんな元気かな~。