Kumi Umuyashiki
香さんの「休息のヨガ」
更新日:2021年3月8日
今日はお友達のサントーシマ香さんが最近出版した、
「休息のヨガ」という本の感想を書きたいと思います。
香さんと出会ったのは10年くらい前。
大阪のスピリットヨガスタジオで、あまりにも素敵だった長身の香さん。
私から声をかけて、三重県には2回来てもらって、ワークショップを行った楽しかった昔。
あれから長年時間が経って、私の子どもは成人するまで成長した。
香さんも、今は二児のお母さん。
たくさん会えるような距離には住んでいないけれど、
何かと偶然が重なるお友達。
何年か前、私がバンクーバーで散歩していたら、
バンクーバーに到着したばかりの香さん&ご家族にばったり会ったこともあったっけ。
「くみさ~ん」
と、Robson streetで叫ぶ声。
あれは本当にびっくりしました!
赤ちゃんを抱っこしてたね~。懐かしい思い出です。
そんな、カナダや日本で、時々巡り合う香さん。
昔から上手にヨガを暮らしのツールとして活用している人で、
人に寄り添い、安心を与えるのが上手な人。
ヨガはポーズを達成することではなくって、
自分を大事にしてあげるための手法だよってことを、
生き方そのもので伝えています。
今回出版された「休息のヨガ」も、そんな香さんらしい内容でした。
表紙を見ただけで、休息スイッチが入ります(笑)。
本当に・・・。
"体は個々にユニークですから、写真と説明文は「自分との体との関係性を深めるヒント」くらいにゆるく留めて参考にしてください。" と書いてあります。
自分の体験が大事だから、
読む方は微調整をしながら、自分のヨガを探すんだと思います。
その探すプロセスが自分との対話となり、それがとっても大事な要素なのかな。
聡明な文章も、重々しくなく、
迷走神経(ポリヴェーガル理論)なんかにも触れながらも、
軽やかに、押し付けず、大事なことを伝えてくれています。
これはヨガの本だけど、生活の本なのだなと思いました。
家の本棚にあって時々パラパラと眺めたりするだけでも、
「あ、そうだった」と、普段忘れがちな暮らしのバランスを思い出させてくれる。
だからか私はしばらく床に置きっぱなしにしてあります。
ちなみにヨガ以外の写真にも癒される。
綺麗なものを見ることは、大事だな~と思う。
自分はどんな生き方をしたいのか・・・。
どんな環境を整えたいのか・・・。
写真を眺めながら、ぼんやり空想したりする。
東京で本を出版したり、テレビ出演したり、活躍されている香さん。
ちょっと前、オンラインでお喋りした時、日比谷のカフェにいて、お洒落だったよ。
香さんからの便りは、
田舎で変化の少ない日々を送る私にとっては、新鮮な風みたいでした。
本も送って頂いて、ゆっくりごろごろしながら、時々パラパラ眺めています。
香さん、ありがとう♡

- おまけ情報① -
香さんとの思い出のブログが出てきました。
こちら☞ 昔のブログ
今年はコロナだったし、私はオンライン以外では沢山の人に会えていなくて、
過去のブログを読んで懐かしく、楽しくなりました! (若かったし!)
- おまけ情報② -
香さんは、今私が受講中の、
トラウマセンシティブヨガ300時間ファシリテーターコースを、
2年くらい前(かな?)に卒業した先輩でもあります。
とってもセンシティブなことを勉強していて、
学んだことを安易に使ったり人に伝えたりすることは、
ともすると、マイナス効果になるかもしれない・・・。
そんな会話も先日しました。
ヨガの指導は世界的に、大きく変化しつつあります。
先生と生徒というパワー関係ではなく、
同じスペースをシェアしながら、
互いの独自体験を尊重し、
その人が自分に繋がれる場を提供することや、
安全な人間関係を育むことが大切。
安全な人間関係は、私たちの脳内ケミカルのバランスを整えてくれます。
但し、相手が「安全」と感じているかどうかは、自分にはわからない。
相手の内側で起こっているものを、あたかも知っているように語ることは、
それだけで、どこか噛み合っていないことなのかもしれない。
相手の内側で起こっていることを知っていると決め込むことが、
それだけで、その人の中に、新たな防衛体制を作るきっかけになるかもしれない。
そういう課題、つまり、私が取り組むべき課題が、
トラウマのことを勉強していると、よく、浮上してきます。